アレルギー関連の話題

 

日本小児アレルギー学会誌から

 

乳児期からの十分スキンケアを行うことでアトピー性皮膚炎や

その他のアレルギー関連疾患を予防できる可能性がある。

 

卵を早期に開始するとアレルギー発症が予防できるが、

スキンケアが十分でないとアレルギーを発症させてしまう可能性がある。

 

鶏卵アレルギー発症予防に関する提言、授乳離乳の支援ガイドでは、

まず皮膚を十分にケアして経皮感作(アレルギー物質によるアレルギー

発症)を防ぐことが必要であるとされている。

 

乳児期にアトピー性皮膚炎があっても、感作がなければその後の

気管支喘息発症への影響は軽微である。

 

気管支喘息の研究では、いろいろな抗原が発症を重症化させ、

特に3種類以上のアレルギー反応を示す子供は重症化のリスクが高い。

さらにライノウイルス(風邪の原因となるウイルス、残念ながら簡易検査

ではわからない)に感染すると喘息発作の重症度が高くなる。

 

ビタミンD仮説

ビタミンDを摂取することで湿疹発症を抑制できるのではという仮説がある。

しかしながら、どうも皮膚の長時間紫外線暴露による皮膚劣化の

影響の方が大きいようである。

 

もう一つビタミンDと日光の適切な利用がアレルギー疾患の発症に

つながることを期待したいとする論文もありました。

日光浴を適度に行うことによりアレルギー発症を予防できる。

 

現時点でアレルギー発症の予防としてビタミンDの接種は推奨

されていません。

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