小児科学会の報告 2 2019/7/20追記

 

ワクチン接種について最新の小児科学会の推奨スケジュール。

1歳未満は変更ありません。

 

1歳になったら積極的に

ヒブ、肺炎球菌、4種混合、MR(麻疹、風疹)おたふく、水疱瘡

6種類を同時に接種することが望ましい。

 

多いと思われる場合は分ける例えばヒブ、肺炎球菌、4種混合

1週間後にMR、おたふく、水疱瘡をする。

 

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

最近の研究では2回接種で十分かもしれないことが示唆されている。

現在接種者が激減しているが、

わたしの意見は積極的な接種をして欲しいです。

 

百日咳は乳児で重症化しやすいので本来は生後2か月で接種したいところ。

現在は出来ない。

生後4-7歳で自然感染の可能性がある。

3種混合ワクチンを11-13歳で接種したいが自費になる。

腫れやすい。

小さな子供のいる家庭では成人も追加接種が望ましい。

 

MRワクチンについて過去に一回のみ接種したかたの追加接種は

一回で十分か質問したが、明確な答えはなかった。

 

抗体測らずにMRを接種をしておきしかるべき時期(6-12か月?)で

公費で抗体を測るという手もある。

実際わたしの娘は抗体が十分でなく3回接種している。

その他の患者さんで十分な抗体が出来なかった例がある。

 

MRワクチンの追加接種について日本小児科医会で質問したところ

2回接種してあれば抗体が低くても追加接種は必要ないとのことです。

国立感染庄研究所の見解では2回接種してあれば抗体が低く

麻疹に罹患しても修飾麻疹であり症状も軽く他への感染確率も

低くなるとのことです。

2回接種により抗体が低くても免疫記憶が出来るので追加は必要ないとのことです。

 

おたふく、風疹についてもおなじことが言えます。

日本環境感染学会のガイドラインにフォローチャートがあります。

ちょっとわかりにくいですが。