小児生活習慣病予防 香川県の取り組み
香川県は糖尿病罹患者数が全国でも上位の県だそうです。
成人は当然として、小児でも小学生のうちから生活習慣病の予備群を
早期に発見し生活指導をしていこうという取り組みです。
まだ数年しかたっていないので、健診の有用性について明確なデータは
ないようです。肥満、中性脂肪、コレステロールなどの異常を早期に
発見します。
マンパワーが必要ですし、予算もかかるように思います。
費用は県と市町で折半だそうです。
全国にこの取り組みを広げようとしています。
このようなことをしている県は今のところ多くはありません。
ついに小児まで生活習慣病予防が来たか!という感じです。
わたしが感じたのは家族性の高コレステロール血症を早期に発見し、
心臓病脳梗塞の要望に繋げることができるのではないかといことです。
ただし対費用効果という点で問題があるかもです。
家族性高コレステロール血症は20-30歳で心筋梗塞になったり
しますので、早期介入治療が必要な病気ですが罹患率は
かなり少ないです。
家系に若くして心筋梗塞、脳梗塞になった方がいる場合は
小児期に血液検査をした方がいいかもしれません。
香川県はうどん県というほどうどんが県民のソウルフードに
なっています。
炭水化物の過剰摂取が糖尿病と関係しているのではないかと
推察はできますが、証拠はありません。
知らなかったのですが、香川県では小うどん 1玉 中 2玉 大 3玉
だそうです。うどんの消費量全国平均の2倍!
ソウルフードのうどん消費を減らすのは無理でしょうから、
食べたカロリーを消費する運動がもっと盛んになれば
いいのではと思います。