皮膚アレルギー

 

食物で起こる不利益な反応すべてアレルギーではない。

 

アレルギーと間違いやすい病気や原因

食中毒  食物中の病原菌や毒素による。

食物不耐症 特定の食物を消化できない体質によって

引き起こされる。

乳糖不耐症 乳糖分解酵素が先天的に欠損あるいは

一時的に低下した状態。

理活性物質による症状 食物に含まれる化学物質によって

アレルギーのような症状が引き起こされる。

例えば保存状態の悪い青背魚による蕁麻疹。

これはアレルギーではないのでアレルギー検査を行っても陰性。

普段食べているものなら検査する意味はない。

いわゆるじんま疹ではアレルギー検査はしない

 

皮膚アレルギーにはいろいろなタイプがある。

即時型 食べて2時間以内に症状がでる。最も多い。

皮膚症状 かゆみ むくみ 皮膚発赤 

粘膜症 状目の充血 流涙 瞼の腫れ

くしゃみ 鼻水 鼻詰まり 口の中のイガイガ感

のどのかゆみ 違和感

消化器症状 腹痛 悪心 嘔吐 下痢

呼吸器症状 のどが締め付けられる、嗄声

犬が吠えるような咳 ぜーぜーする 呼吸困難

 

新生児 乳児消化管アレルギー

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

口腔アレルギー症候群 花粉症と関係がある。

 

即時型食物アレルギーは6歳まで良くなることが多い。

ほぼ2-3歳までに改善することが多い。

 

食物アレルギー管理の基本

正しい診断に基づいた必要最小限の除去

除去食とは原因物質を食材として用いない調理のこと。

しかし除去といっても食べることを目指して必要最小限にする。

症状を起こさないようにアレルゲンの量や範囲を

超えないように食べる。

 

正しい診断が大切

医師に正しく伝える。

何を食べて、どんな症状が出たか その時の体調

血液検査は参考になるが、それだけで診断にならない。

最終診断は食物経口負荷試験

 

食べられるものを新たに検査する意味はない。

なんでも食べられるのにアレルギーの有無を見るために

血液検査をする意味はない。

 

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