日本外来小児科学会2021/8/22
食物アレルギーについて
スキンケアは生後2-12か月の間はきちんとコントロールした方がよい。
食物アレルギーは早期(生後2か月)から発症していることがある。
発症予防にはスキンケアとともに早期からごく少量のたんぱく質を
与えた方が発症予防になるとの意見がありました。
反論として早期からいろんなたんぱく質を与えると感染症を誘発すること
がありお勧め出来ないとの意見が出されました。
感染症がなければごく少量のいろんなたんぱく質を与える方が
アレルギー発症予防になると思われました。ただし、消化管が十分に
発達していない乳児(2-4か月)に食物たんぱく質を無菌的に与えるのは
難しいとも思われました。
やはり離乳食を始める5か月以降早期にいろんなものを極少量
から始めることが大切です。すべての食品。
生後72時間以内に粉ミルクを与えるとアレルギー発症が増えるが
生後14日以内に母乳に加え粉ミルクを少量与える方が
アレルギー予防につながるとの意見が出されました。
スキンケアが重要であるとの意見は従来から一致したところです。