DOHad仮説

Developmental Origins of Health and Disease

 生活習慣病リスクは胎児期に決定されているかもしれない説。

研究によると低出生体重児で生まれた子どもは、より生活習慣病やいろんな病気になるリスクが高い可能性がある。

以下の病気の発症が多いようである。

 

1) 高血圧・心臓循環器疾患

2) 耐糖能異常・II型糖尿病

3) メタボリック症候群

4) 骨粗鬆症

5) 脂質異常症

6) 精神神経発達異常

7) 慢性閉塞性肺疾患

8) 初経・閉経の早期化

9) SGA性低身長

10) 妊娠合併症

11) その他

 

1960年代では5%程度だったのが近年では10%を超えている。

世界でも日本だけがかなり増えている傾向にある。

近年妊娠中の体重増加を嫌って極端な栄養不足の妊婦さんが

増えている。

骨盤の小さい傾向にあり小さい赤ちゃんが生まれる環境

になってしまっている。

産後も栄養不足による産後うつにることもある。

 

調査によると妊婦さんに必要カロリーが極端に不足している方が

いるようです。

 

健康な赤ちゃんを生むために必要以上のダイエット食にせず十分な栄養をとることが重要です。

 

妊娠前母体BMIこそが出生体重規定する要因となっている

研究があります。

日頃から極端なダイエットはしない方がよさそうです。

すでに小さく生まれてしまった赤ちゃんは成長曲線を

経時的にみることで病気の発症を予防できる可能性があります。

小さく生まれたからといって急激な体重増加は望ましくありません。

 

日頃からのお母さんの健康維持が赤ちゃんにとって

重要な意味を持ちます。

赤ちゃんの健康を考える上でとても大切ことだと思います。

 

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